アパート建築と駐車場

駐車場付きのアパート建築は、建てようとする地域にそれなりのニーズがなければ建てない方が良いと思います。もし近くに月極め駐車場があるのなら、それで充分です。

地域によっては駐車場を必要とする場合がありますが、都市部ではあまり必要としません。何故なら、交通機関や商業施設それにその他のインフラが整備されているからです。駐車場を必要とする地域は、何をするにも移動手段が限られる郊外が殆どだと思います。また、アパートに駐車場を設けると、居住スペースをたくさん取れなくなり、部屋数を減らさなくてはなりません。このような場合、建築基準を満たすようであれば、木造3階建てで一階部を駐車スペースにすることにより可能となるのです。それなりに建築コストは高くつきますが、部屋数が増える分家賃収入は多くなります。また、木造2階建てで前面に駐車場を設ける場合は、部屋数が少なくなってしまうと同時に家賃を高くしなければ採算が取れなくなってしまいます。しかし、角地に駐車場付きアパート建築を行うと、2面の道路に面している部分を駐車場とて分割することにより、幾許かの租税を回避することは可能です。

アパート建築をされるのなら、借り手の多い場所を探すことが大切ですから、都心に近付けば近付くほど有利になります。アパート経営は、如何に空室を作らないかが決め手となりますので、よく考えて行動をするべきです。

失敗するアパート建築

アパート建築には多額の費用が必要となります。しかし、幾ら資金が豊富でもアパート建築をする場所が悪ければ、投資した資金は回収できなくなるばかりでなく、負債を背負ってしまうことになるのです。

安価な地価の場所を選択されると、郊外の比較的広い土地を確保でき、部屋数を増やすことは可能ですが、肝心なことは借りてくれる人がいるか否かが問題視されます。借り手がいなければ収益は見込めません。また、全戸借り手で埋まるくらいでなければ事業としては失敗です。ですから、アパート建築を考える際は、近隣のライバル物件入居率と家賃を参考にすることです。ライバル物件が近くにない場合は、その問題を考えてください。通勤や買い物に不便であるとか、お子様がおられる場合は、学校までの距離も大切となります。幾ら立派なアパートを建て充実した設備を設けても借り手を望めない場所は避けてください。

ライバルとなるアパートが近隣に存在する場合は、家賃の価格競争も問題になりますが、これから建てるアパートとして、設備の充実や防犯対策に魅力が感じられ、優越感が持てるような物件にすれば、自ずと借り手は見つかります。このような場合むしろ近隣にライバルアパートがある方が有利です。

アパート建築と道路

アパート建築は、入居される方の安全と利便性が最も大切です。防犯面からみると道路幅員が狭い場所での建築は、あまり好ましくありません。また、居住スペースに出入りするドアの位置が人目につかない所にあれば、防犯上の欠点となるのです。

アパート建築をされる場合の場所を選定するには、近隣に建てられているライバル物件の状況を参考にし、間取りや付帯設備など、付加価値のあるアパート建築をしなくてはなりません。次に考えなくてはならないのが、前面道路の幅員と人の往来がどの程度あるかといった、防犯と通行の利便性です。人通りが多く道路幅がある程度広ければ、通勤や通学それに商業施設に行く際も安心して通行できます。しかし、余りにも前面道路が広すぎ、車両の往来が多いというのも考えものです。そして、幹線道路の迂回路として、車の往来が多い道路に面しているのもアパート建築にはふさわしくはありません。一番便利な道路は、車の往来が少なく人の通行量が確保されていて、しかも何処へ行くにも便利な場所となります。

アパート建築には多額の費用が掛かりますので業者選びはもちろん大事ですし、場所選びにも慎重さが必要です。国土交通省の建築基準法の規制や自治体による条例は遵守する必要があります。その上で、地域のニーズを取り入れ独自性のある防犯効果の高いプランを立てることが大切です。地域によっては駐車場を設置したりすることも大切だと思います。そして何よりも重要になるのが、近隣アパートの家賃問題です。これらを十分考慮して考えてください。